仕事中に、時々通る道沿いにあるおうどん屋さんが、以前から気になっていました。
京都市山科区にあるうどん屋「天邑(てんゆう)」さんの前は、道幅は広くないけど五条通りと三条通りを結ぶ便利な道です。

なので、通るのはほとんど地元の車で、当然このお店の駐車場に停まっている車も地元ナンバーがほとんど。
平日のお昼時には、外回りの仕事と思われる車で、5~6台停められる駐車場はいつもいっぱいです。
その状態のお店は、美味しいに決まってる。
そう思って、いつか駐車場が空いている時に寄ろうと、ずっと思っていました。
で、先日、お昼のピーク時を少し外して天邑さんに伺いました。
その日は平日でしたので、ランチセットを注文。
ランチセットには、数種の丼物から一品とおうどんのセット、もしくは、数種の揚げ物から一品とおうどんのセットが用意されていました。

うどんは、京風のやわらかいものよりコシは強め、出汁は京風でうま味が効いています。
個人的には、ぶっかけよりも、やはり出汁の味でいただくコッチ派ですね。
そして、出汁の美味しいおうどん屋さんの丼は、美味しいと相場が決まっていますので、こちらも期待通り。
あと、この翌週にも伺う機会があったので、冷しうどんをいただきました。

こちらはコシが強くて、温とは麺を変えていらっしゃるようでした。
温と冷、それぞれに合う麺で、どちらもおすすめできます。
次はどっちにしようかな~。私も迷ってしまいます。
さてさて、せっかくの山科なので、近くの観光地もご紹介いたしましょう。
京都人が山科と聞いて思い浮かべる一つに、藤山寛美さんが挙げられると思います。
現在も藤山直美さんが住まわれているのかは知りませんが、寛美さんの邸宅がありました。
その近くに、毘沙門堂があります。

京の七福神のひとつ毘沙門天を祀るお寺です。

単にアピール不足なのか、立地がよくないのか、理由はわかりませんが、派手な印象のない所なのですが、入ってみると結構おもしろいんですよ。
現代で言うところのトリックアートのような感じでしょうか、襖絵が各部屋にあります。
誰も説明してくれる人がいないので、ひとつずつ部屋を開けて入って、説明書きを読んで、襖絵や天井絵を眺めて、「ほぉーーー」
その一連の動作の連続が、探検しているような、自分で発見したような、ちょっぴりシュールなような、何ともたまらん楽しさがありました。
室内は撮影禁止ですので言葉でしか伝えられませんが、私はおすすめします。


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